TOP

ライブレポ

2002年3月28日(木)
赤坂 electric church love
"LOVE pop collection"
入日茜 /馬場俊英&佐藤聖子 /松坂智幸/時の徘徊
<オープニング> 広森シンゴ
馬場俊英(Vo&G)、佐藤聖子(Vo)、渡辺剛(Key)
■ open 18:30 / start 19:00 adv. ¥2,000 / door ¥2,500

20:00ごろ 聖子さん 馬場さん 渡辺さん登場

聖子さんの衣装は黄色の半袖のTシャツに、青っぽい柄の入ったロングスカート

会場は満員の客

(馬場さん)ええ、どうもみなさんこんばんは。(拍手)
       佐藤聖子さんです。(声援)
(聖子さん)よう、お久しぶりです。
(馬場さん)この並びも久しぶりで、僕もすごい、二人で聖子さんと歌えるということで。
       楽しみにしてきたんですけど、短い時間ですけど、あの、ふたりで、
(聖子さん)はい。
(馬場さん)変わりばんこに
(聖子さん)うん。
(馬場さん)歌いますので、楽しんでいってください。最後までよろしくお願いします。(拍手)
(馬場さん)ピアノは渡辺剛さんです。
(聖子さん)渡辺さんです。(拍手)
(馬場さん)あの、聖子ちゃんとも、なんとかやってるんですけどね、話が噛み合わない。
       昔から言われてるんで。
(聖子さん)そうなんです。私は話が苦手です。
(馬場さん)今日は噛み合わせたい。
(聖子さん)いやあ、そんなごめんね。
(馬場さん)じゃあまず聖子さんから今日歌ってもらおうと思ってるんですけれども、一曲目は。
(聖子さん)えっと、ピーターパンて知ってますか。その中のミュージカルありますよね。
       その中の「ネバーランド」という曲があって、私はすごく子供の頃から大好きなんですけれども、
       今日はその曲を歌います。
       (筆者注:このミュージカルには聖子さんも出演したのではと噂されている)

1:「ネバーランド」(聖子さん)

(馬場さん)大丈夫、大丈夫みたいよ。
(聖子さん)あはは。
(馬場さん)今日は聖子さん風邪ひかないで来てくれましたから。
(聖子さん)そうなんですよ。ごめんなさいね。1月の5日でしたっけ。
(馬場さん)そうなんです。1月に二人でライブやろうって言って。
(聖子さん)そう。
(馬場さん)それで練習までしたんでしたけれども。
(聖子さん)前の日にリハーサルまでして、そしたら夜、声が出なくなっちゃって。
       本当に申し訳なかった。
(馬場さん)いえ、いえ、いえ。でも今日はこうやって叶って。
(聖子さん)来てくれた方、本当に申し訳なかったですね。
(馬場さん)ねえ、この赤坂LOVEってお店、僕も何度かやらしてもらってるんですけれども、
       3月いっぱいでお店が閉店されるってこともあって、お店の人も、今日聖子ちゃん
       呼びましょうよってことで実現できたんですけれども。
(聖子さん)ねえ、ほんとにありがとうございます。
(馬場さん)二曲目は僕の歌、歌います。「Falling Rain」という曲です。

2:「Falling Rain」(馬場さん)(聖子さんコーラス付き)

(馬場さん)どうもありがとうございます。
       ねえ。
(聖子さん)いい曲です。
(馬場さん)ありがとうございます。思いがけずほめてもらいました。
       なんかしゃべりますかね。あのね、久しぶりに。
(聖子さん)はい。ははは。
(馬場さん)会うのは久しぶりかな。さっき言った一月のリハーサルに一度だけ会ったんですけれども、
       それがもう一年ぶりとか。
(聖子さん)まだですよ。二ヶ月ぶりでしょ。たぶん。
       (会場爆笑)
(聖子さん)えっ、何、ライブが。
(馬場さん)いや、そのときが。一年ぶりくらいだったていう。
(聖子さん)あっ、ライブやるのが。
       (会場爆笑)
(馬場さん)ちがうちがう。だから俺のほうが多分悪いんだと思う。
(聖子さん)あたしが悪いんじゃない。
(馬場さん)ええっとね。ええっと。もう一回説明すると、今日、二ヶ月ぶりに会ったじゃない。
(聖子さん)ああ、あたしたち。
(馬場さん)うん、僕たち。そのときが。えっ、どういうこと。
       その前が会ったのが一年くらい前じゃないかってこと。
(聖子さん)そのくらい前。うん、もっと会ってるような気がするよ。
(馬場さん)そうだね。
(聖子さん)電話で話したりするし。
(馬場さん)そう、そんなくらいの感じのテンポで。会ったりしてる。ねえ、あの、
       昔応援してくれた方も今日いらしてくれてると思うんですけど。
       まあ、初めてお会いした方もいると思うんですけど、
       かれこれ出会ってからはどのくらいかな。
(聖子さん)馬場さんと出会ったのはもう7年前じゃないかしら。
(馬場さん)聖子ちゃんのアルバム作りに僕がちょっとまぜてもらって、参加させてもらって、スタジオで。
(聖子さん)馬場さんのデモテープを聴かせてもらって。すごいかっこよくって、ぜひ書いてほしいな
       って思ったんですね。
(馬場さん)まずスタジオであって、ちょくちょく会うんですけれども、でも、こうやって久しぶりにあえてね、
       ほんとにこうやってみると懐かしい顔もちらほら見れて本当にうれしいです。
(聖子さん)うんうん、知ってる人もいるもん。来てくれてた人とか、お手紙とかもいただいたりして。
       なんかうれしい。
(馬場さん)うれしい。うんうん。
       (会場爆笑)
(馬場さん)歌を行きます。次は聖子ちゃんの番で
(聖子さん)そう、あたしの番で、「星よ流れて」て曲。馬場さんが詩を書いてくれたすごく懐かしい曲。
       聴いてください。

3:「星よ流れて」(聖子さん)

(聖子さん)どうもありがとう。
(馬場さん)えっと、今日のライブはね、たくさん出演者の方もいらして、結構あっという間に終わります。
       いまここが佳境なんですけれども。まあ、あの二人久しぶりなので、僕らゆかりのある曲を、
       というか、よりゆかりのある曲をやっていこうと思います。
(聖子さん)そうですね。
(馬場さん)僕と聖子ちゃんが初めて会った曲「Heatbeats groove」。Yeah!
       (会場手拍子始まる)
(馬場さん)ありがとうございます。カンのいいお客さんで。
       これ僕が歌うんですけれども。すみません。

4:「Heatbeats groove」(馬場さん)(聖子さんコーラス)

(馬場さん)どうもありがとう。
(聖子さん)どうもありがとうございます。
(馬場さん)なつかしいね。
(聖子さん)なつかしいね。
(馬場さん)ちょっとチューニングしていい。この場は、聖子ちゃんにすべて任せていいですか。
       みなさん、小舟にのったつもりで。
(聖子さん)ほんとに私自身も今日は、すごい久しぶりにこういうステージに上がって、
       すごい緊張したけれども、昔、私のライブに来てくださった方とか、はじめてみる人の
       方が多いかな。はじめまして。私の近況はあまりないんですけれど。こういった話が。
       でも、なんか、また、ライブとかやりたいなあとは思っているので。
(馬場さん)思ってる?
(聖子さん)うん。今日だけちょっと思った。ははは。
(馬場さん)思ってるそうです。イエイ!(会場拍手)
(聖子さん)また会える日を楽しみにしています。
(馬場さん)僕、結構無駄にたくさんライブやってるんですけど、こういうライブをやりますという
       ホームページがあってね。お知らせもいつものようにさせてもらって、
       予約やなんかもメールで受けてるんですけどね。いつも3つくらいしかこないんですけど、
       今回に限ってね、やっぱり聖子ちゃんを応援している人、僕のホームページを通じてね、
       気持ちを送ってくれててほんとね。
(聖子さん)うれしいです。
(馬場さん)やる気もちゃんとあるみたいです。
       でも今回いろいろ楽しかったですね。
(聖子さん)ええ楽しかったですね。
(馬場さん)またなんか機会があったらというか、機会を作って。
(聖子さん)一緒にやりましょう。
(馬場さん)デビューしたりして
(聖子さん)二人でデュオ?よろしくお願いします。
(馬場さん)キーボードは渡辺剛さんでした。(拍手)
(聖子さん)キーボードは渡辺さん。私すごく好きなんです。ファン。
(馬場さん)では最後の曲になるんですよ。今日は。「恋をするなら」
(聖子さん)懐かしい。馬場さんが作った。
(馬場さん)はい、がんばりました。僕、今日は花粉症で。
(聖子さん)すごいくしゃみ連発してた。ここんとこね。
(馬場さん)じゃあやろうか。
(聖子さん)じゃあやろうか。
(馬場さん)じゃあ「恋をするなら」って曲を聴いてください。

5:「恋をするなら」(聖子さん)

(聖子さん)ありがとうございました。
(馬場さん)ありがとうございました。佐藤聖子と馬場俊英でした。



 ・ この日、最初に聖子さんが姿を現したのは、開場直前、階段に並んでいるとき。中から突然出てきてあっという間に外に出た。私はKENTOさんと後ろ向きに話をしていて見ることができなかった。

 ・ 筆者(れっとらか)はこの日、舞台向かって左側最前列のテーブルにいた。MASAさん、わたなべさんが同じテーブルにいた。HAWKさんが舞台中央の椅子に、KENTOさんが私たちのひとつ後ろにいた。

 ・ 聖子さんは私が前回あった6年前のライブよりも貫禄が出ていた。歌わないときは、それほど気にならないのだが、歌っているときは以前よりも迫力ある顔になっていた。声は以前よりも艶がでて良い声質になっていた。30歳くらいの歌手は息遣いの端々が色っぽくなる。すばらしい。しかし歌のうまさに関してはそれほど変わっていない。バンドを従えていたときよりも力が抜けて楽な歌い方をしていた。ライブ不足か。

 ・ 聖子さんは痩せていた。横から見ると強烈。しかし胸はニセモノだと思った。髪は肩まで掛かるストレートヘア。すっかり一般人になっていた。

 ・ 1:「ネバーランド」に関しては、歌自体はよく歌えていたと思う。聖子さんの歌手活動の原点に戻ったのかもしれない。聖子さんの声はひたすら甘く、ひととき酔いしれた。しかし、私が佐藤聖子に期待していたものはピーターパンではない。それにこういう曲を歌うと私はいろんな人と比べてしまうのでだめだ。年を取って貫禄が増した聖子さんを見せ付けて欲しかった。せっかく渡辺さんを呼んだのだから、ぜひ「エメラルド」をやって欲しかった。

 ・ 3:「星よ流れて」については、選曲に驚いた。高音で声を張り上げるこの曲をブランクのある聖子さんがうまく歌えるのか。私はある一点にだけ注目していた。サビのところできちんと音程を出せるか。1回目はうまくファルセットに裏返らなかった。2回目以降はうまく出せた。声は以前の聖子さんより優しくなってgood。この曲特有のギスギスした感じがなくなっている。

 ・ 4:「Heatbeats groove」は馬場さんが歌ったが、一体感があって良かった。

 ・ 5:「恋をするなら」について。スローテンポ。夢見るような感じ。リリースされた当時の畳み掛けるような印象はない。天に昇ってゆく感じ。とがったところを全部そぎ落とした感じ。最後の曲として、これまで聖子さんと過ごした年月を回想させるような雰囲気があった。

 ・ 聖子さんのステージが終わった直後、HAWKさんが時計会社に特注して製作したというG-SHOCKを聖子さんにプレゼントしていた。

 ・ 終演後、聖子さんは馬場さんのCDの売り子をしていた。多くのファンが聖子さんと直接会話し、握手することができた。私は「ライブ発起人会」の署名簿を聖子さんに直接手渡すことに成功した。

 ・ 数人で聖子さんの出待ちを掛けていたが、裏口から逃げられてしまった。

inserted by FC2 system